日刀保京都府支部入札鑑定会

7月の入札鑑定会は日刀保本部より釘屋奈都子先生をお招きしての開催となりました。

1号 鎌倉期生ぶ茎在銘太刀
通常目にするこの派の作品の多くが大磨上げ無銘ですが、今回は長寸の生ぶ太刀。素晴らしい作品でした。

2号 慶長新刀脇差
多作工ですが、いつにも増して師の作風に近い出来。
僅かに現れた特徴を捉え見事当たりを取られている会員さんも居られました。

3号 南北朝期大磨上げ
この工の典型作。

4号 鎌倉期在銘太刀
鎌倉末期の名工の一人。師に比べると在銘現存数は格段に少なく、大変勉強になりました。

5号 寛文新刀脇差
古作を狙う流派で、今回の脇差も刃文の再現度は完璧といってよい名品でした。

釘屋先生の鑑定刀解説の様子

この度も支部入札鑑定会にご参加下さった皆様、誠にありがとうございました。