日刀保京都府支部4月入札鑑定会

4月20日(日曜)、京都府立文化芸術会館にて、日刀保京都府支部入札鑑定会が行われました。
今回は春霞刀剣会の熊谷和平先生をお招きしての開催です。

鑑定刀

1号 脇差 陸奥大掾三善長道(互の目乱れ)

2号 脇差 近江大掾藤原忠広(足長丁子)

3号 脇差 近江守法成寺橘正弘(直ぐ調の互の目乱れ)

4号 脇差 長曽祢興里入道乕徹(互の目乱れ)

5号 脇差 肥前国陸奥守忠吉(直刃)

6号 脇差 近江大掾藤原忠広(大乱れ)

1号 三善長道

2号 近江大掾忠広

3号 法成寺正弘

4号 乕徹

5号 陸奥守忠吉

6号 近江大掾忠広

今回の鑑定刀は6口。全てほぼ同寸の脇差です。
会津の虎徹とも呼ばれる三善長道の互の目乱れ、肥前の足長丁子、地刃が強く冴えた江戸法成寺、虎徹帽子、帯状の匂い口となる肥前の直刃、谷に沸えが凝りアブの眼が見られる肥前の乱れ刃と、それぞれに強い個性が現れた典型作です。
この度も盛況な鑑定会となりました。熊谷先生におかれましては、素晴らしい御刀をご準備くださり誠にありがとうございました。

熊谷和平先生鑑定刀解説の様子