平成31年4月日刀保京都府支部例会

改元直前の4月28日、京都府立文化芸術会館にて、平成最後の支部例会が行われました。

鑑定刀

一号
太刀 銘 相州住康国

二号
刀 無銘 雲次(重要刀剣)

三号
短刀 銘 兼常(関)

四号
短刀 銘 忠光(長船)

五号
太刀 銘 助国作(国分寺)(重要刀剣)

一号 太刀 相州康国

二号 刀 雲次

三号 短刀 関兼常

四号 短刀 長船忠光

五号 太刀 国分寺助国

今回の鑑定刀は、一号の康国、五号の国分寺助国と、普段あまり接する機会のない出来の御刀で、かなりの難問でした。 また二号の雲次は多くの方が来国俊や国光に入札してしまう上出来の雲類の典型作。大変美しい地鉄の名刀でした。 この度も支部鑑定会のために貴重な御刀をご提供頂き誠にありがとうございました。

令和という新しい時代を迎えましたが、これからも日刀保京都府支部を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

吉村支部長の鑑定刀解説の様子